"西蒲原"という愛郷心と"日本海"という国土軸と妄想”鉄”が織りなすことで私が目指すのは”未来のストーリーテラー”

羽越新幹線2021 壱

最近動画サイトにて鉄道に関するものをよく目にしている。それにしても鉄道系YouTuberと言われる方って結構と多いのですね。
そのような動画サイトを見かけたことで私の妄想鉄道癖が再燃したという残念な特性を遺憾なく発揮してしまったので(笑)、再度整理する意味で2021年度版の羽越新幹線についての私考・私案を記してみたい。
しばしのお付き合いを

新潟にいるとわかる羽越新幹線観

まずは確認事項から

羽越新幹線
富山県富山市から新潟県新潟市附近、秋田県秋田市附近を経由し、青森県青森市までを結ぶ計画の高速鉄道路線(新幹線)の基本計画路線である。
羽越新幹線は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」(以下、新幹線基本計画とここではそう略す)に盛り込まれている基本計画路線である。

路線は富山駅を起点とし新青森駅を終点とする路線。そのうち富山~上越妙高間が北陸新幹線と共用区間で、長岡~新潟間が上越新幹線と共用区間としている。(Wikipediaより抜粋)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』  羽越新幹線より

と記されているように、羽越新幹線とは富山から青森までを結ぶ「全国新幹線鉄道整備法」第四条第一項の規定による高速鉄道路線(新幹線)の基本計画線である。なお「全国新幹線鉄道整備法」第四条第一項と第二項にはこう決められている。

昭和四十五年法律第七十一号
全国新幹線鉄道整備法

第二章 新幹線鉄道の建設
(基本計画)
第四条 国土交通大臣は、鉄道輸送の需要の動向、国土開発の重点的な方向その他新幹線鉄道の効果的な整備を図るため必要な事項を考慮し、政令で定めるところにより、建設を開始すべき新幹線鉄道の路線(以下「建設線」という。)を定める基本計画(以下「基本計画」という。)を決定しなければならない。2 国土交通大臣は、前項の規定により基本計画を決定したときは、遅滞なく、これを公示しなければならない。これを変更したときも、同様とする。

衆議院のページ並びにe-gov法令検索 より引用)

この頃動画配信サイトや各種のオウンドメディアにて羽越新幹線を取り上げている記事も散見されるが、これらの記事群を見て違和感を覚えずにはいられない。この違和感は多分私だけでなく、新潟県の中越下越地方の方並びに山形県・秋田県の方ならその違和感を感じていただけるかと思う。その違和感とは・・・

富山駅始発から長岡・新潟・庄内・秋田を通って青森終着する新幹線と認識されていること

に他ならない。

今一度在来線の起終点を確認してみよう

新潟にいると空気感でわかるのだがそもそも直江津・柏崎・長岡が羽越新幹線と認識しがたいものがある。というのも現在直江津からの富山方や長野方は第3セクター路線となっているのでJR路線は分断された形となっているが、その前の路線の起終点はこうであった。

  • 北陸本線 米原~敦賀~福井~金沢~富山~直江津
  • 信越本線 高崎~軽井沢~上田~長野~直江津~柏崎~長岡~新津~新潟
  • 羽越本線 新津~新発田~村上~鶴岡~酒田~羽後本庄~秋田
    (奥羽本線については割愛する)

つまり上越新幹線が上越線の終点である宮内(長岡)から新潟に移ったことは許容できても、羽越新幹線の起点が羽越本線の起点の新津から新潟に移ったところでさほど違和感などないが、羽越新幹線の起点が羽越本線の起点の新津から富山に移ると

「・・・へ???」

となる。至極当然の話だ。

新幹線の基本計画線の決め方がミソ

これには「全国新幹線鉄道整備法」第四条第一項の規定による「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」の決め方が関わってくる。

  • 昭和46年告示第17号
  • 昭和47年告示第243号
  • 昭和47年告示第466号
  • 昭和48年告示第466号

の4回に分けた4種類の公示の内容が関わっている。つまり、

「昭和47年告示第243号」の公示より
「北陸新幹線」起点:東京都 終点:大阪市 主な経由地:長野市附近・富山市附近

「昭和48年告示第466号」の公示より
「羽越新幹線」起点:富山市 終点:青森市 主な経由地:新潟市附近・秋田市附近

が示されていた。

また「全国新幹線鉄道整備法」第七条にて示される昭和48年の整備計画の中に

「北陸新幹線」起点:東京都 終点:大阪市 主な経由地:長野市附近・富山市附近・小浜市附近

と示されていたことから北陸新幹線は東京起点となったため従来の高崎線も信越本線も北陸本線スライドの北陸新幹線となった。

整備新幹線について:新幹線鉄道についてより(国土交通省)
昭和四十五年法律第七十一号

全国新幹線鉄道整備法

第二章 新幹線鉄道の建設
(整備計画)
第七条 国土交通大臣は、第五条第一項の調査の結果に基づき、政令で定めるところにより、基本計画で定められた建設線の建設に関する整備計画(以下「整備計画」という。)を決定しなければならない。

2 国土交通大臣は、前項の規定により整備計画を決定しようとするときは、あらかじめ、営業主体及び建設主体(機構を除く。)に協議し、それぞれの同意を得なければならない。整備計画を変更しようとするときも、同様とする。

3 国土交通大臣は、営業主体又は建設主体から整備計画の変更の申出があつた場合において、その申出が適当と認めるときは、当該整備計画を変更するための手続をとるものとする。

整備新幹線について:新幹線鉄道についてより(国土交通省)

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そこでここからは私の考察の域を出ないが、東京を中心とした新幹線整備網に形成されている北陸新幹線を優先順位を上位とし、まだ整備計画に上がっていない羽越新幹線を見比べた場合、

「北陸新幹線」の主な経由地として長野市附近と富山市附近が示されたけど途中の経由地はまだ決めていない

「羽越新幹線」は起点をどこにしようかわからんけど、とりあえず日本海縦貫新幹線を作りたいし、北陸新幹線の主な経由地が富山市付近になってっから富山市起点にしとこうかな?んで(「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」昭和46年告示第17号)の上越新幹線の終点が新潟市になっているので主な経由地として新潟市附近にしとこう。名称については先に北陸新幹線を名乗られているし信越新幹線もちと違うから羽越新幹線に入れておこう。

という気持ちでしかなかったのではなかろうか?・・・と。そして上越新幹線が建設するに従い、信越本線が長岡経由なので長岡に分岐構造を持たせた駅構造として建設し、北陸新幹線が上越市付近を通過することが決定したため上越妙高に分岐施設を建設したもの・・・と考察する。

(なおこの辺りは要出典として扱わせてください。記事の精度が甘い点はお詫びします。)

つまり(富山)~上越妙高~長岡~(新潟)は便宜上羽越新幹線の扱いであって、実質は北陸新幹線の支線扱いと同等ではないかという私の説に至っている。

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